宮澤賢治、風の世界

宮澤賢治の作品を彩る言葉と風を追って宮澤賢治の世界を訪ねよう。 賢治は風という言葉に何を託したか。風を描くためにどんな言葉を選んだか。 賢治は何を求めて風の中に身を置いたのだろう。 そこに少しでも近づきたくてページを埋めていく。
 
永野川2018年6月中旬

19日

やっとカイツブリのヒナを確認しました。17日の早朝行ってみたときは、巣の上に親鳥が座って、とても膨らんでいました。おそらく気温が低かったので、羽の下に抱えていたのでしょう。少し待ったのですが動かないので諦めて帰りました。

今日午後、行ってみると、浮巣の上に卵が一つ見えるのみでした。またも失敗か、と気落ちしたまま、試しに反対側の池に行ってみました。

そこには何と時々潜水する2羽と、小さな影が4つ見えました。急いで近づいてみると、親鳥2羽、ヒナ4羽が、泳ぎ回っていました。もうかなり大きくなっていて、自由に泳いだり、親鳥を追ったりしていました。赤い大きな嘴が見えましたが、顔の斑紋はよく見えませんでした。

ところが、急いで近くに住む友人に知らせに行って、20分くらいで戻ってみると、池には影も形もありません。午後の光は明るく、池には小魚がたくさん泳いでいるのに初めて気づきました。鳥たちがよく集まるにも、理由があったのです。

がっかりする友人と、もう一度浮巣を見に行くと、浮巣の上にヒナが4羽乗っていて、親たちは潜水しながら、魚を捕ってはヒナに与えていました。

こちらの池は、浮き草に覆われて水面もほとんどなく、親鳥は浮き草の下を潜水してかなり遠くで顔を出したりして、休む暇もありません。ヒナが巣から降りても巣の周辺にしかない水を泳ぐばかりです。

先ほどの、泳ぎ回っていた姿が浮かび、親鳥はヒナをつれて、綺麗な池に遊びに行ったのだろうかと思いました。二つの池は水路でつながっていますが、浮き草で満ちている池を小さなヒナたちはどうやって移動したのでしょう。

友人を誘ったおかげで、図らずもカイツブリの生活?を感じられました。何か人間にも似て――人間に当てはめてはいけないのですが――、温かい気持ちになりました。

いつもは通らない桜並木で、鳴きながら移動するコゲラ2羽を至近距離で見ることが出来たのもラッキーでした。

 

17日

6:00 

今日はここしか時間がないのと、明日から天気予報が下り坂なのとで、早朝探鳥を試みました。気温が低いのに加えて日差しなく寒い日でした。

カイツブリのヒナが孵っていると情報をいただいたので行ってみましたが、おそらく体の下に抱え込んでいるようで見えず、親鳥が大きく膨らんでいました。少し待ったのですが変化がなく、またの機会を待つことになりました。

公園の川で、カルガモのヒナ8羽をつれたペアを発見、ヒナは親鳥の4分の1ほどに大きくなっていました。いつ生まれたでしょう。いつも何かを見落としている気がします。

 

永野川のカワセミはもう見えませんでした。ムクドリが第五小付近で5羽、川から岸へ繰り返し往復していました。

空に大きな鳥影が見え、もしかしてコウノトリ?と思いましたがアオサギでした。大岩橋の付近の山林のかなり高いところにアオサギが2羽停まっているのが見えました。バードリサーチにお聞きしたところ、繁殖に関係のない鳥が、繁殖地を離れてネグラとしているのかも知れない、とのことでした。アオサギが10羽、ダイサギも5羽、ほとんどが上空を飛んでいる状態でしたが、サギ類が多かったと思います。

曇りのせいか、ツバメが多く、上人橋付近で10羽ほどの群れ、公園の中も多く、合わせて31羽となりました。イワツバメも2羽確認しました。

セグロセキレイの幼鳥が目立ちました。滝沢ハム近くの水耕田で虫を探す3羽、公園の川でも幼鳥でした。

日差しが無くあまり視界が効きませんでしたが、今季初カルガモの親子を見られてラッキーでした。近くカイツブリを訪ねてみたいと思います。

 

鳥リスト

キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、コチドリ、モズ、ハシハボソカラス、ハシブトカラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ 

 






     コメントする
タイトル*
コメント*
名前*
MailAddress:
URL:
削除キー:
コメントを削除する時に必要になります
※「*」は必須入力です。