某所のワンドロで東方紅魔郷の紅美鈴を描こうと思ったら キャメルクラッチをボスにかける美鈴が浮かんだので描きました。 久々のweb拍手返事絵でしょうか。
正直な所言えば胴体を折られて体を真っ二つにされるよりも ラーメンにされて食われてしまう方が恐ろしくて残酷な気がします。
前回無量大数軍のコメントをやったので今度は始祖の雑感でも。
※追記・ゴールドマンやシルバーマン、ザ・マンも追加します
○ミラージュマン 本来なら始祖の貫禄を見せ付ける立場のはずが悪魔将軍のカマセにされてしまう悲惨な結果に。 姿鏡体殺封じ→カレイドスコープドリラーのコンボで殆どの相手に勝てるはず。 衰えていないが進歩してもいないという彼の姿はザ・マンへの意思表明だったのか… ネメシスの回想では描かれなかった始祖の貫禄が十分に表現できていたと思う。
○アビスマン 悪魔将軍と真正面からぶつかり合って優勢に戦えるというだけで驚異的。 背後をバリアで守るという妙な解釈は皆に突っ込まれているがそれだけぶつかり合いに絶対の自信を持っているという事だろう。 敗北に終わったが、ライバル視していたゴールドマンと全力で戦えて本望だったのかもしれない。 「超人閻魔…いや、あやつはなぁ…」のセリフが実に意味深。
○ペインマン ひょうきんに見えるが非常に人格者。 自らを倒したジャンクマンを褒め称え認め死んでいったあの姿は、 自分を超える下等超人の成熟を心より祝福するかつてのザ・マンが持っていた精神そのものだったのだろう。 「ジャンクマンに負けたから弱い」なんて言われているが、破壊力だけに全振りした様な彼でなければ不可能だった気もする。
○ガンマン クソコテと言われるほどの過激派。傲慢さと独善に満ちた完璧超人の代表的な存在に思えた彼だが、大化けしたキャラだと思う。 小細工なしに真正面から戦いを挑んでくるバッファローマンが相手であったのは彼にとって幸福な事だったと思う。 自らのつき続けてきた嘘は恐らく「ザ・マンを一片の曇りもなく信頼している」という発言だと思われる。 自らの信念に背いてまでつき続けた嘘に何も言及しなかったのは、ザ・マンへの最後までの敬愛を貫きたかったからだろうか。
○シングマン とにかく不幸な人。彼の発言を見るに、誰よりもザ・マンを信頼していて 下等超人の粛清を主張していたのもザ・マンと自分達の作り上げた理想郷を何よりも愛していたからだろう。 恐らくその内心はザ・マンを誰よりも尊敬しているが今の彼の姿を認められないという苦悩で満ちていたと思われる。 そんな彼に課せられた仕事は理想の時代の象徴とも言える完璧の巨像の破壊、 そして卑怯で恥知らずな下等超人そのもののサンシャインの策で敗れる末路。 他の始祖が下等超人の成熟を認めて死んでいった中、あまりにも悲惨である。
○カラスマン 傲慢ではあるが下等超人を認めたがっていた模様。 末期の率直さ、あえて完璧超人ゆかりの地を闘いの場に選ばないなど、 他の始祖に見受けられる過去への憧憬が薄いと思われる。 ただただゴールドマン個人とその行動に対する現在の超人界にのみ価値を見出していたのだろうか。
○ジャスティスマン どこまでも完璧超人のストイックさを突き詰めた様な存在。 誤りがあれば完璧超人の思想に反していても正すべきというその思想は ゴールドマン、シルバーマンに続く存在となったのかもしれない。 己の正義に従いザ・マンにさえ背を向けた彼はどの様な道を進むのか…。
○サイコマン 未だに真の目的がつかめない存在である。 始祖で唯一ザ・マンを閻魔と呼び現在の彼を肯定している存在である。 ザ・マンの変貌は諦めたのか、それとも自らの考える秩序を作り上げる為に歓迎しているのか…。 未だに読めない存在である。 ただ無量大数軍の設立に関わっていたり、ネプチューンキングの才能に惚れ込み実質上の師匠となるなど、 完璧超人界の変化は認めているようである。プラネットマンの人面プラネットの怒りの処刑も彼に少なくない本音と思われる。 ジャスティスマンを非常に嫌っているが、彼もまた閻魔の思惑を超えた自らの思想で行動している存在と思えてならない。 シルバーマンに傾倒しているのは「戦いや強さではなく、秩序を重んじる思想」が唯一始祖の中で合致したからだと思うのだが…。
○ゴールドマン 言わずと知れた悪魔将軍。ザ・マンの変貌と共に完璧超人の思想に限界を感じ、下界の下等超人に可能性を見出し悪魔超人軍を創始。 恐らく彼には「力こそが全て」という価値観に基づいているので 善悪は二の次なのだと思われる。 完全に始祖やザ・マンとは決別しており、思い出は捨てていないが新しい次代に不要な存在として(自分も含めて)抹殺を試みている。 奇しくも彼の行動はかつてのザ・マンそのものであり、ミラージュマンの発言通り、最も彼に近かった故に今の悪魔将軍としての行動があるのだろう。 善悪は度外視なのは問題だが、純粋に力とその可能性に全ての価値を見出している為に、ザ・マンとの決別は避けられなかったのだろう。
○シルバーマン サイコマンの言動が気になるものの、大筋ではゴールドマンと同じ思想なのだと思われる。 ただしゴールドマンの力こそが全てという思想は否定しており、絆や結び付き、秩序と平和の為に戦うという事を重視した結果が正義超人創始であり悪魔超人との対決に至ったのだと思われる。 サイコマンのスパイ説は、確かに最初ゴールドマンに対する対抗勢力の育成であったものの、その根底にあったのは悪魔超人らの暴力に蹂躙されない為の自衛の手段、力に溺れ道を見失う事のない平和の為に戦う正義の精神を彼ら自身に教え伝える為だったのだろうと思う。 虐殺王に関しては、それだけ暴力に溺れ悪行の限りを尽くす当時の下等超人達が許せなかった結果だと信じたい。 その反動で「彼ら自身が悪辣な超人から自らを守れる力を身に付けていかなくては」と考えるようになったんじゃないかなあ…。
○ザ・マン 作中の様子を見る限り、ほぼ完全に下等超人はどこまでも下等超人、 行き過ぎた場合には粛清を用いた管理を行わなくては自滅してしまう、 この思想に固まっているものと思われる。 ピークア・ブーや無量大数軍への態度に見られる様に自らの考える完璧の思想を外れる事を決して許さない思想になっている。 やはり本人も言う通り、超人閻魔に変わり果てておりかつてのザ・マンはもう消えてしまっているのだろう。 もしかしたら、ゴールドマン・シルバーマンが袂を分かち姿を消した事で自らの認めた完璧な存在が自らを否定したという結果になり、 彼はさらに狂い始めたのではないか…そう思えてならない。
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