ボスに贈るレクイエム ディアボロの宮殿

このブログはボスの名を語る管理人、ディアボロが公開しているブログです。 色々死んだりしていますが今日も何だかんだで生きていきます。 ホームページもやっておりますがこちらのブログでは基本的に雑記やらweb拍手の返信やらを行っていこうと思います。 本館となるホームページもよろしく。 なお左側のリンクにあるweb拍手を押すと、その度にボスが死にます。
 
2012/06/14 7:42:35|JOJO
JOJOノベル感想 The Book
随分空けていました。
趣味に活動していた時間はあったのですがここに載せられない絵を描いてばかりいたので生存報告がてらに読んだJOJOノベルのThe Bookについて感想でも述べてみましょう。

この話は以前の恥知らずのパープルヘイズやオーバーヘブンに続く、荒木先生でない作家のJOJOノベライズ作品ですね。この話は乙一氏の著したものです。
杜王町を舞台にした、4部と5部の間の話です。
性質上ネタバレなのでこれから読む予定のある方は御注意下さい。

一言で感想を言えば面白かった。原作のキャラを壊さない様にきちんと再現しているし、ファンサービスも適度。文章でもスタンドバトルが伝わる描写力がある。自分の体験がそのまま文章化され、それを他者に見せる事でその記述を自分の体験のように錯覚させて肉体に影響を及ぼす、そういったオリジナルスタンドもよくできている。
隠し部屋とかそういうありきたりな場所ではなく、誰も人の入ってこないビルのわずかな隙間に突き落として監禁するというサスペンス・ホラー的狂気の要素も良い。

ただ、自分がどうしても好きになれなかったのは、当作品のオリジナル主人公の蓮見琢磨だった。
キャラはよくできている。孤高の一匹狼、母の仇を討つ為に父親殺しと言う修羅の道に臨む。クールでニヒル、度胸も据わっており、物怖じするなんて無様な真似はしないし、邪魔をする者は誰であろうと容赦はしない。
実にダークヒーローらしくよくできた主人公である…荒木先生が漫画として描いたらこの上なく魅力的なヒーローになれた事だろう。
それにも関わらず、どういう訳か自分は最初から最後まで好きになれなかった。
感性の問題かもしれない…が自分はパーフェクトなヒーローには魅せられないのかもしれない。
躊躇しないと言えば荒木作品的には当たり前なのですが、自分を探って目的の障害になると判断した仗助を殺そうとして東方朋子を誤って殺しかけたりした事を「俺の邪魔をするからだ」で済ます神経は好きになれるものではない。
さらに口が悪すぎたのも理由かも…戦略上の理由があったとはいえ億泰に対しては顔・頭、兄の京兆も引き合いに出して挑発していたのは原作キャラのファンとしてはちょっといい気はしないなあ…。
文章という媒体のせいかセリフ回しが妙に厨二臭い、という印象が最初からついて離れなかったという感じがします。
そのせいか感情移入できず「こんな奴やられちまえばいいんだ」みたいな気持ちがあったのが本音でした。

スタンドの能力のキーワードが感情移入だというのに、本体である主人公に感情移入できなかったのは皮肉の極みというか、読者として未熟と言うべきなのか…。
そもそも原作キャラを至上に考えてオリキャラは引っ込んでろという発想が多少あったという点でわたしもまだまだ未熟だと思います。

感情移入と言うのは、スタンドのテーマでもあった様に本を読む意味でとても重要なものです。ある意味では、この作品のタイトルをそのまま表しており、良くできた作品自体が作者にとってのスタンドなのだ、と暗に言いたかったのではないかと言う気がする。

感情移入に関しては、自分も大いに賛同する所である。どうでもいい陳腐なセリフ。それが心を揺さぶれば作品の世界に引きずり込み架空のキャラクターをヒーローに変える。
キャラクターが見せる、思考や行動へのシンパシー。それは自分自身をそのキャラクターそのものであるかの様に錯覚させ、キャラクターにシンクロさせる。
感情移入させるという事はとてもスゴい技術であるし、それが本の無類の可能性であるという気すらさせてくれる。

…まあ、相性というものがあると思いますけどね。
感情移入を謳うキャラに感情移入できなかった事で感情移入のスゴさを認識するというのも皮肉の極みと言う感じもしますが…。

何にしても、本の表現力が及ぼすパワーと言うものにしみじみと感じ入る次第でした。







2012/05/25 7:26:29|戦国
デジタル絵に悪戦苦闘
Pixiaで絵の続きをするかと思ったら、開けなくなってました。
保存形式でレイヤ情報が消えたとかそんなチャチなもんじゃねえ(ry

Pixiaが怖くなったのと元々レイヤの結合が訳わからないのもあったので、あっさりPixiaに見切りをつけてしまったのでした。

有料なのは悩み所ですが、やっぱりSAIは使いやすい。
いずれ料金を支払わなくてはならないのが難点ですが、SAIで描いていくかな…。

レイヤ機能を試して、以前の家康の表情を複数作ってみました。
正直、笑顔がかわいくないなあ…







2012/05/22 7:11:36|お知らせ
5月開催お絵描きチャット過去ログ

今月もやってまいりました、お絵描きチャットです。
参加してくれた修都さん、WHさんありがとうございました。

さて日食だのアニソンやらプリキュアやらの話題が上がったのですが、ことごとく外れ。わたしが腕慣らしに熱を入れ過ぎたせいか、他の方がチャットを行うのを躊躇させてしまった模様です。
最初は絵は適当でいいから、チャットに集中した方が最初の盛り上がりとしてはいいのかもしれませんね…。
その時描いていたのは東方神霊廟の青娥娘々。最近妙に霊幻道士の話題を聞いたりするので、描いた事のないキャラに挑戦しました。
首が長くなり過ぎただけでなく、目が大きくなりすぎましたね…この人は基本的にお姉さんもとい本来人妻キャラなのに。

そしてこのマズい空気は続いたのか、話題も題も上がらずに時間ばかりが過ぎていきました。…うーむ、わたしもアドリブが弱いな…。
そんな中思いついたので描いたのがアイルー。
しかし他の皆様はモンハンもやってなかったみたいですし猫派でもなかったのでした。実に滑る。

次には時間を無駄にしてしまい修都さん退場。WHさんが話題に出してくれた中で、ワイアット・アーブからガンマン話題が出たので銃持ちのキャラの話題に。
その会話中で出てきたのもあるので、戦国大戦の雑賀衆の無二と蛍を描いてみました。
雑賀衆は歴史上に信憑性のある詳細な記録が乏しいため、ある意味ではアレンジの加えやすいキャラなんですね。コードネーム的な名前で呼ばれていた異名達は、性別すら不明瞭なのでこうなったものと思われます。
改めて実感しましたが、どう見ても戦国時代のキャラに見えない…。まあもちろん、好きですけどねこういうのは。
雑賀三人娘という事で小雀も描いてみようと思いましたがスペースと時間がアウト。戦国時代にボクっ娘が存在するか(ry
WHさんが描いてくれたのはグレネーダーという漫画の天道琉朱菜というキャラだそうです。何でもこの漫画では胸の間に銃弾を隠し持ってリロードするという、ミスタのリロードが普通に思えるおっぱいリロードなる技術があるそうです。
ああ、だからこんな胸元を露出した格好を…何とも合理的な理由です。これで巨乳の銃使いキャラは胸を露出させる事ができるな。

最後に描いたのはお互いに好きな要素・属性を指定しあってそのキャラを描いてもらうというものでした。
わたしはWHさんの眼鏡キャラから東方神霊廟の二ツ谷マミゾウを、
WHさんはわたしの大人の女性キャラと言う方向からルリアーにゃという漫画の水野先生というキャラだそうです。泣きぼくろに恐らくタイトスカートと、大人らしい要素を備えていますね。
さて東方キャラで眼鏡と言うと、マミゾウが真っ先に浮かびます。何度も描いているキャラなので、構図を工夫して何かを企んでいる様な表情をさせてみようと思ったらとてもババくさい彼女が出来てしまいました。それが彼女の持ち味であると見逃して下さい。

随分とまあ、今回はWHさんを絵の練習に付き合わせてしまった気がします。
デジタル絵はこれからももっと使いこなせる様にならないといけないと思っており、現在試行錯誤の最中ですね。
そんな自分にお付き合いいただいてありがとうございました。
チャットの流れの悪さにも反省すべき点があるので、絵とチャット、きちんと両立させなくてはいけないと思います。

参加してくれた修都さん、WHさん、改めてありがとうございました。







2012/05/21 18:50:07|お知らせ
5月お絵描きチャット開催のお知らせ
特に希望も無かったので告知通り本日

5月21日(月)21:00〜

よりお絵描きチャットを開催したいと思います。
入口は左のリンクか本館のコンテンツからどうぞ。







2012/05/15 6:36:12|戦国
徳川と戦国大戦・徳川家康
初めてPixiaで作成してみました。
レイヤーや透明度等がよくわからず苦労しましたが、手軽に描きたい時は便利なので使いこなせる様になりたいと思います。
正直元康と忠次の出来が悪いので、機会があれば描き直したいなあ…。

徳川家康。言わずと知れた江戸幕府の創始者であり、戦国時代の最終的な勝者である。
三河(現愛知県東部)の松平家に生まれる。
今川家の実質上の人質でしかなかった彼だが、今川義元討ち死にの混乱に乗じて今川家からの独立を果たし、織田信長との同盟を果たし、各地の戦場を渡り歩いて力を蓄えていく。
後には信長の後を継いだとも言える豊臣秀吉に臣従し、秀吉没後の関ヶ原の戦い、大阪夏冬の陣で勝利を収め、ついに天下を手中とする事となる。

こう書くと非常に華々しく、それでいて織田や豊臣の尻馬に乗っておいしい所だけを掠め取った様に見えるが、その過程と苦労は並のものではない。
織田家との同盟時は実質上の従属大名扱いで自ら軍を率い、各地の戦いに明け暮れていたし、武田を相手にした三方ヶ原の戦いの敗戦では命を落としかけた(家康顰み面絵)、
本能寺の変で信長が討たれた際も、彼も光秀の追っ手に命を狙われ命の危機に瀕していた(神君伊賀越え)、
豊臣政権下では生まれ育ち発展に尽力した三河を召し上げられ、江戸に移封になる、等の並々ならない苦難の道を歩んでいる。

「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の言葉で知られる様に一般に忍耐の人と知られているが、それは彼自身の失敗と苦難の経験から養われたものである。

「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし」、との言葉通り、幼い頃から多くのものを背負って、修羅の如き戦国時代を駆け抜けた。
彼が覇者となれたのは、決して運や権謀だけではない。あらゆる艱難辛苦に耐え、どんな苦境にもあきらめる事無く、驕る事無く力を蓄え家臣や領民と共に前へ前へと前進していった。
家康がそういった人間だったからこそ、天の運と時は彼に味方したのだろう。

「嬉やと 再び覚めて 一眠り 浮世の夢は 暁の空」
彼の辞世の句である。自分の夢が現実のものとなって、夜明けを迎える様に始まった。自らのすべき事全てをやり尽くして、自分の夢が叶った事を見届けてこの世を去った彼の喜びは計り知れないものだろう…。


そんな訳で徳川家康です。
彼を信長や秀吉の小判鮫みたいな扱いが多くて嘆かわしい事です。
確かに後年の彼は謀略を駆使していましたが、そんな事は戦国時代では当たり前の事です。信長も秀吉ももっとえげつない事をやっていた。
裏切りがあったから勝てた?だから何だと言うんですか。
だったら三成は何で裏切りを阻止できなかった。何で彼についてくる大名や武将がもっといなかったんだ。
勝者より美学に生きた敗者に心を寄せるのが人情というものですが、
司馬遼太郎といい、彼の過小評価ぶりはちょっとヒドくないか…。


…おっと、すいません…私情を挟みすぎました。
まあ要約すると、家康は苦労人だったという事です。
狸と呼ばれる様に狡猾な面も持ってましたが、それは後年の話で若い頃は武田に打って出るなど、むしろ短気な猪武者的な所がありましたね。
やはり彼またも頑固な三河武士という事でしょうか。
むしろ狸なんて愛嬌がある呼ばれ方をしているだけはるかにマシな部類でしょう。もっとひどい評判の人は数えきれない程いる。

「ああ家康?最後に勝った人でしょ?」
その一言で済ませるには、あまりにも勿体ない時代の傑物です。
どっちを向いても戦いばかり、生き馬の目を射抜く様な戦国時代。そんな時代で彼が最終的に勝利を掴み、太平をもたらしたのには数えきれない程の苦難と逸話があります。
興味がわいたらちょっと探してみてはいかがでしょうか?


さて戦国大戦の家康です。今川時代の元康から成長し、逞しくなった若武者ですね。目の周りのクマは相変わらずですが。
2.5コスト、武力8、統率9の弓足軽です。
当時の同盟相手だった織田家として忠勝・康政と共に参戦です。
制圧を持っているので高い統率、基本的に動かない弓足軽との相性は抜群。大筒戦において高い性能を発揮します。
計略は逆三角形の武力+3の陣形を作り出す鶴翼の陣。
消費士気の割に効果は地味ですが、効果時間がかなり長いのが特徴です。さすがにそこは忍耐を旨とする家康らしいと言えますか。

わたしはこの家康が大好きです。へっぽこプレイヤーのわたしにとって弓足軽はミスが少なく、使いやすい。高武力弓なので相手から守ってあげればそれだけでも十分な仕事をしてくれる。
この時期はまだまだ若く、先述の鶴翼の陣も信玄戦の時は結局間違った戦術だったり三方ヶ原の戦いもクソミソな結果だったりと正直独立したとはいえまだまだな感じですが、
使おうと思えば使える存在です。愛情があればなおいい。
今日もまた、彼と共に三河武士を率い、ゲームセンターに赴く日々が続いています。
徳川よ、栄光を掴むまで戦い続けるのだ。