現在東方輝針城の赤蛮奇の小説を書いているのでその挿絵を描いてみました。 酔っ払いが酒を飲んでいる赤蛮奇に声をかけたら首が落ちてしまい、驚かされたというシチュエーションですね。 顔はともかく、足の形がかなり不自然になってしまいました。 さて描いていたら驚いた顔も入れないと流れとして不自然かな、 と思って驚いた顔の資料を探していたら真っ先に仮面ライダー剣の橘さんが出てきてしまいました。 正直な所橘さんの顔の方が赤蛮奇の生首より怖いと思います。 あまりに橘さんのキャラが濃すぎて、登場人物の外見どころかセリフや性格がどんどんと橘さんに侵食されていきます。 やっぱり橘さんは一流だよな。わたしなんて足元にも及ばねえや。
さて、赤蛮奇を知らない人のために説明。 東方輝針城に登場する2ボス、ろくろ首の妖怪です。 ろくろ首と言うと一般的に首が伸びるものを連想すると思われますが、 彼女は抜け首と呼ばれる首が分離して切り離せるタイプですね。 どちらかと言うとろくろ首と言うよりは西洋のデュラハンの方がイメージに合うかもしれません。 普段は口元まですっぽり隠れるタイプの襟巻き付きのマントを着ており、首の切れ目の部分を隠しています。 そうして妖怪達とつるむ事も無く、人間を装って人里で暮らしているという設定です。 カラーが赤という点でも、もしかしたら都市伝説の赤いマフラーの女をイメージしているのかもしれませんね。 名前に蛮が入っている点といい、ルーツは大陸の飛頭蛮と思われます。 チョンチョンという大きな耳で空を飛ぶ生首の妖怪がいますが、 彼女の大きなリボンはそれを意識しているのかもしれません。 元々飛頭蛮的な彼女の様な抜け首がろくろ首の原型だったらしく、時を経て首が伸びるという今のろくろ首のイメージになったそうですね。
※なお、抜け首で検索すると東南アジア出典のとてもグロテスクな妖怪(?)がヒットする模様です。 文字通り心臓の弱い方はご注意を。
一般的に抜け首と言うとそちらを指すパターンが多い様なので、むしろ飛頭蛮の方が彼女の場合当てはまるかもしれませんね。 この飛頭蛮は日本の古典にも存在が記されています。 夜の間に頭が分離して虫を食べたり人を襲ったりするそうです。 夜明けまでに胴体に戻らなくては死んでしまうそうなのですが、無防備な状態の体を動かされると元に戻れなくなるそうです。
口元をマフラーで隠す、同じ仲間のはずの妖怪とつるむのが嫌い、 こういったせいかどうも冷めた中二病的なキャラクターにされる傾向がある様ですね。 自分もそんなイメージで描いていますが。 ただしエロ小説なのでこちらには載せられませんが。
スカートが短く足が大きく露出している、BGMのスピード感など今の所輝針城キャラでは一番好きかも知れません。 |