愛車の旧車復活プロジェクトを日々日記形式でアップします。 また、趣味である楽器および演奏や音楽およびヴィンテージオーディオについて、綴ってまいります。
 
雨の日は、しっとり室内楽

今日は朝から雨降りですね。こういう秋の雨の日は室内で音楽を聴くのが一番です。

そこで引っ張り出したのが、ロッシーニの弦楽ソナタです。このレコードは非売品のオーディオマニア向けに配布された貴重なものです。

ロッシーニは「ウイリアムテル」序曲で有名ですが、このような弦楽アンサンブルは、あまり知られていません。でも、しっかり聴きこむと有名なモーツァルトより、はるかにきれいな弦楽の響きを提供してくれます。

このレコードはビクターが社運をかけて開発発売したMCカートリッジの優位性を伝えるために、当時の西ドイツまで出向きベルリンフィルの弦楽奏者を集めてテレフンケンスタジオでテレフンケンの録音装置を用いて録音した秀逸な音質のレコードです。発売されなかったのが非常にもったいない一枚です。

45年前の録音制作とは思えない、素晴らしい録音です。当然、優秀なオーディオ機器で再生すれば、その響きを再現できるのですが、私のシステムは最近自作したホーンスピーカーで、キースジャレットのピアノを再生するだけの目的で作成したシステムですが、いざ聴いてみると、どうしてどうして弦楽の響きがホーンを通して、実に潤いたっぷりの音を再生してくれます。

こんなに弦楽合奏が潤いたっぷりに再生できるとは思いませんでしたので、これは瓢箪から駒的な出来事でした。先入観にとらわれずチャレンジしてみるものですね。雨の日にコーヒーをすすりながらジャズではなく弦楽室内楽を楽しんだ秋らしくなった1日でした。





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