みんなと元気に

ぶどう園から
 
2016/05/13 11:54:00|その他
2016年
今年もよろしくお願いします
 
収穫の開始時期は、7月1日頃から、と思っています。
 
 
ブドウの生育と作業の状況
 
5月に入ってから、特に手入れ作業で大忙しです
 
「加温ハウス」は、巨峰の着色が始まっています。
 
(ここは、環境整備が主な作業)
 
 
「雨よけ」は、花穂の整形作業 
 
(開花終了前に終らせるので大変な忙しさ)

      A棟中央付近の巨峰の実止まりが判り始めました。良さそうです(^^♪
     
着色良好な房にするために、余分な房数を出来るだけ早い時期に
 
切り落とさなければなりません。
樹勢に応じた適正着果量にすることで,毎年の安定した生産に
つながります。
 
 
「露地」は、前年並みの生育状態」 開花前。
 
 (芽かき、誘引、副房除去(余裕ある時に)等の手入れ作業)
 
5月末日頃に露地巨峰の花は、満開になります。
 
********* みんなで頑張ろう *********
 

 
8月下旬から、露地巨峰の収穫
 
愛情を注いだ作物の無事な収穫をしたいといつも考えます。
 
「腐れ彼岸って聞いたことありますか?
 
秋彼岸は台風や秋雨前線により、多雨・貧照が長期・悪化すると、
 
農作物は収穫できずに圃場にあって病気等で傷んでしまいます
 
農家は幾日も続く長雨が、収穫時の作物を腐らせないうちに
 
早く晴れてくれることを、こころから祈るわけです。
 
 
 観光ぶどう園も、降雨ではぶどう狩りをあきらめるようになるので
 
完熟期にもかかわらず、収穫量が激減するんですね(T_T)
 
 
毎年そうなると巨峰の完熟期に全部の収穫を終えたい願いから
 
雨の降る日でも雨をさえぎる雨よけハウスの下で
 
ぶどう狩りができるようにできたらいいねと、今春に
 
露地栽培の一部に雨よけハウスを新設してみたのです。
 
 
「雨日の巨峰狩り可能」 「雨具いらずのぶどう狩り」
 
特別に宣伝もしていなかったのでどうなりますかね?
 
今年、初年度なので効果はまだ不明ですが、期待をしてます
 







2016/05/13 11:13:21|その他
ぶどう生産安定に・・・
今年の生産・販売に携わってくれたスタッフ一同に深く感謝の意を表します。
「お疲れ様でした。
 
 
2015年度の生産は・・・
ハウス、雨よけ、露地、の栽培スタイルがあり、生産面積比では、1:2:3の比で、ハウス栽培は収穫期間も短く、7月は、お客様からの予約に足りない状況でした。 8月は、生産安定率が高く、収量の年次変動が少ない雨よけ栽培が主体で、品質も上々の出来でした。 逆に、変動が大きいのは露地栽培で、気象に影響され、早い秋の訪れや記録的異常降雨が、ブドウ狩りの終了日を例年より速めさせた年となりました。生産・収穫販売の全体を見ると、ひどく悪いというわけではないのですが、前年より落ち込んだ年でした。
年ごとに発生の多くなった異常気象が、栽培にプラス・マイナスで影響することを、生産者がうまく対応して、マイナスを無くしていって、収益率を上げたいものです。
 
良い品質の多品種栽培で、来年も消費者の皆様に喜んでいただきたいのです。 努力を続ける小林一夫ぶどう園を、今後もよろしくお願いいたします。







2014/08/19 12:11:03|ぶどう収穫
ブドウ直売中
収穫を迎えて
 
異常天候の今年も、ブドウ樹は実を稔らせて収穫期を迎えています。
栽培者は、ブドウの生育上の手伝いを買って出ているだけですが、
 
管理の怠りから「黒とう病」「ベト病」「晩腐病」などの難病の発生量・罹病率が年々増えてきている。そんな圃場が見受けられます
この病害多発への対策は、徹底した防除が重要になります。
 
 つまるところ、今年の良い管理で、病原菌を出さない。増やさない。
越年発生への徹底した予防法で、発生を抑えることにつきます。
 
農薬はできるだけ使わない。しかし生産者・消費者の食への安全を守りながら、ここぞっという栽培ポイントは徹底できる生産者集団でなくては、産地の維持するのが難しくなってくるのです。
 
高齢化。少子化。農産物輸入関税撤廃。想定外の気象災害の下で、農業を元気に維持するには「安全な食料確保」「安全な生活地域」として人々が、栃木を愛し、地域と地場産業を支えるようにしていけることが良いことかな、と思っています。
 
ある統計で「自然への関心度」を若い世代で実施したところ予想以上に低いことが解りました。同時に「自然を守りたい」というのも他国より低い値でした。
 
自然と郷土愛。愛国心と家族愛。
なんだか悲しいな。失ってはいけない大事なものを失いつつあるのかなぁ?
 
新鮮、美味しさ、それと「思いやり」を詰め合わせて届けましょう
♡★季節の香りをお届けします★♡







2014/06/29 10:23:56|ぶどう2014年
ブドウ収穫・間近
昨年までの温室栽培ができず、まだ開園できません
が、大雪の2/15以降に栽培ができてるハウス内の
ブドウの収穫が近づいています
 
写真はSM_6/26、雨よけ栽培園の作業風景

雨よけサイドレスでは、摘粒が終わった園の「袋かけ」をはじめました。
(一房ずつ摘粒ハサミで実を傷つけないように丁寧に手間をかけます。
着色初期までに、房に袋をかけて、ビニール被覆をはがしてしまいます。
なぜなら、夏期の超高温が、アントシアン生成を抑制するようになるからです。)
特に、赤色系品種は高温の悪影響から、着色が薄く終わってしまいます。
 
昼夜の温度差が大きい事。昼27^30℃湿度55^60%、夜最低19^20℃
これが、ここにおけるブドウ生育現場の理想環境です

植物も、熱射病による、日焼けが近年の問題点で悪い事ばかり。雨よけ施設ほど、
夏場を少しでも適温環境にするために、覆ったビニールを早くはがした方が良いです。







2014/03/15 14:36:00|ぶどう2014年
雪害からの復興
雪害

大雪!想定外のことが起きました。報道に次ぐ報道。
2/15、ハウス施設の倒壊が広範囲に発生した様子を映します。
これまでの常識・想定を遥に超えた積雪量と、停電の発生により、関東地方に限らず列島全体に被害が及び、被災額は日に日に増えるばかりです。
 
農業では薄くて丈夫なビニールの開発で生産安定のためにと、
1980年代頃から急増した鉄骨温室より安価な鉄パイプ連棟ハウスが
農家の収入の主力体になっています。
 
ところで、ブドウというのは、植え付けた年から実をつけるのではなく、
植え付け後、最低4年以上かかると言いますが・・・、
実際には6〜7年も健全に育てないと、面積いっぱいでの
安定生産が迎えられず、利潤が思うように生まれないのです。
 
生活基盤と頼りにしていた連棟ハウスの全壊を目の前にして、
片付けにも途方に暮れている農家には、人手が一人でも多く必要ですし、片付け費用の全額助成も必要です。
その後のブドウ棚や施設の再建費用はどんどん膨らみ、
何年も先まで無収益では、生活ができないということになります。
 
問題が山積する農村の特に後継者もなく高齢な生産世帯では、
多額の借金をしてまでは・・・と、
再建を断念することになるのが心配されます。
 
事実、後継者不足の山間農村には大打撃で、
農村崩壊へ拍車をかけるといえそうな状況です。
若者が農業をいやがる。・・・なんてことにならないようにしたいです。
 
復興への頼りには、「人と行政による支援」が必須です。
助成や保護政策が手厚く望まれるのです。
農家が必要とする諸策の迅速な執行を期待しています。
 
広範囲な耕作放棄地を作りださないために、
再建策をできる限り早く多くたのみます!

雪害と風害に負けない強度のハウスを建てようと考えたとき、
耐積雪の北方の構造と耐台風の南方の構造の両面から、
合致した構造設計で新設しなければ、いつまた同じ目に合うか、
建ててすぐまた遭遇しては困るという不安があります。
 
今まではエコノミーなハウスで経費を抑制し高品質生産が、
できればよいというのが一般的でしたが、
果樹といえど将来を見据えた強度の高耐侯ハウスで
長期生産を続けられた方が不安が少なく安定生産になります。
 
そういうハウスが多く建設できるように
農家自己の資金投資が少しでも軽く抑えられるようになること。
 
補助率をアップして、再建へ足並みがそろうようになることと、
資材メーカー各社が、生産増強して復興地への出荷・供給を
質と量の両面で進めてくれることを期待してます。

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行政の支援が提示されてくるが、後々・・・

金属加工、農業用ハウスメーカーの数に対して、
あまりにも多すぎる要望件数が殺到したため、
混乱状態となって、見積もりの受付すら滞ってしまう始末。

建設材料の供給不足により、資材単価が上昇をしてしまう。
同時に、建て方の不足によって人件費も急上昇し、見積もりに反映されて、とんでもない額が提示されるようになりました。

早期の再建に希望を抱いて働いて片付けたのに、
建設の順番はいつになるやら・・・・・。想像もつきません。

果樹のように長い年数が再建にはかかるのだから、
それにあった長期の支援を是非お願いします。