社会保険労務士として中小企業を中心に「人を活かす」お手伝いをしています。そして、父から受け継いだ家庭菜園以上農家未満の畑で無農薬の野菜を作って知人におすそ分けしています。
 
2013/09/30 12:22:56|労務
労働新聞への掲載
9月23日付の労働新聞に記事を掲載していただきました。

ES(社員第一主義)についての認知度は少しづつ高まってきているようですが、まだまだその重要性に気づかれていない経営者の方も多いのはたしかです。

我々社労士業務の中には就業規則や賃金制度・人事制度構築などもありますが、これらは万能ではありません。

たとえば今問題となっているアルバイト従業員等によるWebへの不適切な投稿などがあります。その対応として「就業規則の整備」「懲戒解雇」「損害賠償請求」「従業員の再教育」などがあるかと思いますが、果たしてこの問題の根本的な解決となるのだろうかと自問自答してしまいます。いくら「これはダメ」「やってはいけない」と言っても、残念ながら守れない人が出てきます。

それ以前に、このような事が起きないような組織風土を作り、従業員が生き生きと仕事ができるような仕組みを作ることが経営者に求められてきています。










2013/07/19 14:11:06|労務
無料小冊子
企業にとって社員のモチベーションアップは大きな課題です。

その社員の業務に対する適正な評価ができていないとモチベーションに大きく影響するのは間違いありません。

しかし、人事評価制度を作ろう!と思っても、どういった評価項目を作ればよいのかイメージがつきにくいものです。

そこで、十数名の専門家(社会保険労務士)が集まり、「行動評価シート」「目標管理における目標設定例」を盛り込んだ小冊子を作成しました。
Version.1とVersion.2があり、それぞれ20業種近くを掲載していますので、かなりの業種に当てはめることができると思います。
また、業種は違っていても必ず参考になるはずです。

興味がある方は会社名、御担当者名を記入の上、当事務所までご連絡ください。

email: koikejinji@cc9.ne.jp







2013/05/21 10:22:40|労務
中小企業の組織作り
当事務所では、中小企業向けの組織作りのお手伝いもしています。

大企業と違い中小企業では従業員一人一人の成長が会社の発展の大きく関係してきます。

ずば抜けて優秀な人が一人いても会社の発展は望めません。

その人におんぶにだっこでは他の人が成長することができず、また、その人に辞められてしまったら会社の正常な運営にも影響が出てきます。

中小企業に大切なのは「チーム力」です。全従業員が一丸となって、同じベクトルで仕事をすることで大企業にも負けない競争力を発揮することもあります。

高校野球などでもそうですよね。

ドラフトの目玉になる超大物打者が一人いてもそのチームが優勝できるかと言われるとそうでもありません。確かに強いチームかもしれませんが、その選手が怪我をして試合に出られなかったら・・・。

逆に、とび抜けてすごい選手はいなくても全体のバランスがとれてチーム全体のレベルが高い学校が優勝したりします。

話は逸れましたが、当事務所ではチームカラーとも言うべき組織風土の診断および組織風土改革、従業員のモチベーション&従業員満足度を向上させ自律した従業員を育成する人事制度構築、その他経営者の方々の「人」に関するお悩みに対し、一緒になって考え、会社の発展に尽力していきたいと思っています。







2012/10/25 11:49:46|労務
会社のルールブック

就業規則って要は会社のルールブックなんですよね。


この会社で働く上でこのようなルールを守らなければいけないという事が書かれているのに、それを会社の金庫や社長の引き出しにしまっていたのでは、従業員はルールを知らずに仕事をしなければいけないということになります。


ですから、「就業規則を従業員に見せたことがない」「就業規則の内容もよくわからない」という経営者の方や、就業規則を見たことがないという従業員が多い会社は要注意です。


サッカーのルールを全く知らずにプレイしたらどうなるでしょうか?ボールを手で持ったり相手を突き飛ばしたり・・・という事も考えられます。


これはかなり危険ですよね。


また、ルール(就業規則)を作ってもそれを全員に周知させることが大切です。


ただ置いておくだけでは面倒くさくて見ない人もいますし、就業規則そのものが堅苦しい書き方で理解しにくいという問題もあります。そこで、ルール説明会を開くなどルールを浸透させていくことが重要になってきます。


私がオススメするのが、就業規則とは別に職場ルールのハンドブックを作成して全従業員に配布するという手段です。就業規則の中でも特に重要な事項や、会社が従業員にどうしても伝えたい事などを分かりやすくまとめ、普段から持ち歩きができるようなハンドブックにします。就業規則には記載しなければいけない事項が決まっていますが、このハンドブックには何を記載するかは自由です。


このように職場のルールを浸透させることは、職場でのトラブルを減らすことにつながります。


 








2012/10/16 17:47:10|労務
モチベーションと労働生産性A

給料が上がればその人のモチベーションは上がるかもしれませんが、それは一時的なものにすぎません。しばらくすればそれが当たり前となり、またモチベーションは下がっていきます。


ハーズバーグの2要因理論では、働く人には衛生要因と意欲要因があると言っています。


衛生要因が満たされないと不安になり、不満が出てきます。また、これが満たされた場合でも一時的な満足であり、モチベーションは長続きしません。


例えば企業の土台部分、つまり安定した収入や明確な経営方針、職場環境などが該当します。これらはあくまでも不満や不安を解消する要因であって、モチベーションをあげるものではありません。


一方、意欲要因が満たされるとモチベーションは継続的に高まります。


例えば仕事の達成感や上司からの承認、自己の成長の実感などの非金銭的報酬によって従業員のモチベーションは上がります。


当事務所が提案する就業規則や人事制度は、従業員のモチベーションやES(従業員満足)に着目し、それらを向上させ、企業が永続的な発展をしていけるよう、経営者の方々とじっくり話し合った上で作成していきます。