本堂再建日記

千二百七十年以上の歴史を持つ大慈寺には、百六十年以上も本堂がありませんでした。 そして時がたち平成二十年、檀家さんたちのご理解とご協力を得て、本堂を再建することになりました。 その再建決定の日から落慶法要の日までを逐一、全国の皆様に知っていただくために、大慈寺の住職が作成しているサイトです。
 
2012/11/16 23:58:01|チベット仏教
チベット仏教が残してくれたこと

 チベットに仏教が入ってしばらkたちますと、インド流と中国流の二つの仏教が混在することになりました。
 それで一体どちらが正しい仏教なのかという議論を、それぞれの代表がしてしたことがありました。
 その結果、インドの仏教の正統なものとして、中国から来た仏教、僧侶すべてを国外追放にしたことがありました。
 もう千年以上前のことですから、それがいいかどうかという問題は起こりませんが、しかし今現在、その時にインド仏教を選択してもらっていてとてもよかたと思えることがあります。
 それは、インドでは仏教が滅びてしまいましたが、それをそのままの形でチベット仏教が維持しているからです。
 ですからインドで流行っていた仏教を再現しようとすると、チベット仏教から得ることが多くあるのです。
 そういう意味において、その時の判断は有益であったと思われます。
 歴史の評価は長い時間がかかりますが、これなどは、現在の仏教徒からしたら高い評価に値するものであると思います。






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