花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2021/09/04 14:39:18|その他
公害の原点 その流れ
  田中正造「回想断片三七」
「県令藤川為親は去る(明治)」十三年より
渡良瀬川の魚を食すべからずと令達せしより
三年、洪水出る毎に必ず令したり」
 
 「断片四二」
 「渡良瀬川の魚は毒の為に死して流る、
県令にも、衛生被害の大切なるに心付かずして」
 
 「断片四三」
 「明治十三年藤川県令大いに鉱毒の害を唱ふ。
正造は県会議員たり。毎年河川沿岸を巡回、
生命の貴重な問題軽視、鉱毒の加害発見せず」
 
 明治三十一年(1898)「鉱毒地鳥獣虫魚被害実記」
 「人々きう~~として、財産を失ふは生命を失ふ
どうり。諸君希くは、庭田源八宅へ。一切に付
御べんめい致し升。
 
 著者、庭田源八、当六十歳。田中正造、五十八歳、
国会議員。
 
 明治二十四年から三十四年に至るこの十年の間、
この人は、衆議院の壇上で「足尾鉱毒事件」と云うふ
ものを叫んだ。

 (木下尚江著、政治の破産者、田中正造)
 
 
 





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